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「韓国学会は自己中心的民族主義のとりこ」

パク・イムン教授、学術誌『韓国学論集』に寄稿

 「韓国の自己中心的・民族主義的情緒は、われわれの目を近視眼的にし、精神を閉鎖的なものとしており、自らを狭く窮屈な視野の中に閉じこめているのではないかと思う」

 元老哲学者であり、文学作家のパク・イムン延世大特別招聘(しょうへい)教授(76)=写真=が韓国社会と学会の「民族主義」に苦言を呈した。

 パク・イムン教授は最近、漢陽大学韓国学研究所の学術誌『韓国学論集』第40集に寄稿した論文「学問としての韓国学の概念と方法論および指標」の中で、「今日の韓国学と韓国人の一般的情緒は自己中心的、ナルシズム的民族主義から完全に解放されていない状態にある」と指摘した。

 パク・イムン教授は「真理探究としての学問とは、普遍的かつ誰もが納得し得る客観性と価値中立性を目指すものだ。韓国学の目標は卓越性と客観的真理の探究にあり、韓国的なものを宣伝・顕彰するレベルでの政治的・思想的・経済的な尊大な態度は学問とは無関係だ」と主張した。

 これはつまり、“韓国的な独自性”を他者に伝えることに力を注ぐよりも、誰も打ち出せなかった斬新な韓国学の理論を韓国の古典と現実から探し出し、世界中のあらゆる人々を説得し得る論理で裏付けるべきだというものだ。

 なお、パク・イムン教授は1998年に小説家卜鉅一(ポク・コイル)氏の「英語公用語化論」をめぐる論争が起きた際にも、卜鉅一氏の主張には反対の立場を取る一方で、「閉鎖的民族主義を批判しようとした意図は正しい」と主張したことがある。

ユ・ソクジェ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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