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野球:韓国のストーブリーグを襲う「ドーハ・ショック」

 今オフのFA交渉は韓国野球史上で一番運が悪いものとなるかもしれない。

 ドーハで行われたアジア大会で、野球の韓国代表チームは台湾・日本を相手に屈辱の敗戦を喫し、それでなくとも元気のなかったフリーエージェント(FA)市場に大寒波が襲来している。韓国代表の絶望的な敗北を見たファンからは、「プロ野球界の“年俸バブル”をなくすべきだ」との声も広がり、年俸の大幅アップを狙っていたFA資格取得選手らを直撃している。

 「ドーハ・ショックがFA市場に影響するのは必至」とのばく然とした推測が、今や目の前で現実のものとなっている。球団の姿勢は、わずか数日前と比べてもはっきりと変わっている。それは今オフFA最大の目玉とみられている李炳圭(イ・ビョンギュ/32)と朴明桓(パク・ミョンファン/斗山)にとっても、状況は同じだ。

 斗山のキム・スンヨン球団代表は10日ほど前、「パク・ミョンファンの年俸に関する球団のガイドラインは4年で35億ウォン(約4億3600万円)台だそうだが?」という質問に、「大体それくらいだ」と答えた。しかし、5日のインタビューでは違った。「それよりもさらに少なくなる可能性がある。野球の成績に比べ、選手の年俸が途方もなく高いという世論が全国民の間で広まっている中、FAにもこうしたムードを反映させないわけにはいかないではないか」と述べた。

 斗山は現在、パク・ミョンファンに対し絶対的に有利な立場にある。先月18日から斗山以外の7球団との交渉が可能になったが、半月過ぎても他球団に獲得の動きが全く見られない。それにパク・ミョンファン自身が「これまで検討してきた日本の球団入りをあきらめた」と語ったことから、「今やパク・ミョンファンには“残留”という道しか残っていない」と斗山も確信している。

 パク・ミョンファンよりはいいが、イ・ビョンギュも国内残留なら年俸交渉で不利になるのは明らかだ。イ・ビョンギュは日本の中日との契約が間近と言われているが、万一、日本行きが白紙になればパク・ミョンファンと同様、現在所属しているLGにとどまるしかない、と同球団も認識している。巨額の補償金がかかるため他球団への移籍は厳しく、ドーハでファンの期待を裏切ったことも影響している。

 イ・ビョンギュに対するLGの年俸交渉は4年で最高44億ウォン(約5億4800万円)と言われていた。しかしキム・ヨンジュン球団代表は「まだ具体的なことは言えないが、アジア大会でのショックが何らかの形で年俸にも影響すると思われる」と慎重に語った。

 ドーハ・ショックの火の粉は野球界全体に降りかかっている。

パク・ジンヒョン記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版
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