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アジア大会:野球韓国代表が優勝しなければならないワケ

 「まだ1%の望みがある!」

 台湾戦に敗れ、前途が暗くなってきた。全選手が失意に沈んだ。しかし、この二人ほどではない。

 シン・チョルイン(現代)とイ・ヘチョン(斗山)は必勝を期してドーハに乗り込んだ。優勝できなければ、来季はグラウンドに立てないからだ。

 シン・チョルインは、韓国で既に兵役通知を受けてドーハに来た。通知書に記載されている日付は今月の14日だ。

 優勝できなければ、代表チーム帰国の5日後、すぐさま入隊しなければならない。国軍体育部隊や警察庁に支援をしなかったため、一定期間完全にグラウンドから離れざるを得ない。

 さいわい彼は公益勤務要員なので、練習を続けることはできる。だが、29歳でピークといえる今、2年間試合で投げることができないのだ。また、2年後に復帰して今の実力を発揮できるのかも疑問で、先行きが不透明だ。

 イ・ヘチョンも、これ以上延期できないため、来年には入隊しなければならない。彼は、大きな夢を目の前にして、グラウンドから去らなければならない。というのは、来季プレーをすれば9年間プレーしたこととなり、FA資格を得られるからだ。彼は、今季先発で十分活躍をしたので、より一層来季に対する期待に胸を膨らませていた。ところが台湾戦敗戦で、その希望がついえるかもしれない危機に瀕している。

 とはいえ、彼にはまだ兵役通知はきていない状況。国軍体育部隊は既に選手選抜を締め切ったが、警察庁への入隊は可能だ。

 折しも、二人は釜山合宿の際、同部屋だった。ドーハの選手村でもルームメートとなった。全選手がそうだったが、シン・チョルインとイ・ヘチョンも1日中部屋に閉じこもりっきりだった。チームメートらも、そんな二人に声を掛けられなかった。

 韓国代表チームが日本に必ず勝たなければならない理由。それは、韓国の名誉回復のためでもあるが、何よりこの二人の兵役免除のためでもある。

ドーハ=クォン・イナ特派員

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

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