乱闘騒ぎで修羅場と化した「代案教科書」シンポジウム
ニューライト団体「教科書フォーラム」が主催し、「代案教科書」について討論するために開かれた学術シンポジウムが、4・19革命(1960年に不正選挙の結果を不服とした民衆デモにより、当時独裁体制を敷いていた李承晩〈イ・スンマン〉大統領が下野した事件)関連団体の会員らによって会場を占拠され、中止に追い込まれた。
4・19民主革命功労者会など、3団体の会員80人余りは、先月30日午後2時23分ごろ、ソウル大師範学部教育情報館で開かれていたシンポジウム会場に乱入し、演壇をひっくり返し、シンポジウムに出席していた教授らと激しいもみ合いを繰り広げた。乱入時は「韓国近現代史代案教科書、このように書き改めました」という主題に関する基調講演を終え、本格的な発表を始めようとしていたところだった。

- 11月30日、ソウル大学師範学部教育情報館で開かれた「教科書フォーラム」主催のシンポジウムの途中、4.19革命同志会などの市民団体の会員らが「崇高な4.19精神を冒涜するな」と叫びながら、発表者の李栄薫教授(ソウル大経済学科)の胸ぐらをつかんでいる(写真=聯合ニュース)。
会場に乱入した会員らは「4・19革命を学生運動におとしめた教科書フォーラムは、活動を直ちに中断せよ」などのスローガンを叫びながら机をひっくり返し、イスやマイクを投げつけた。
会員らはこの過程で、討論者として出席していたソウル大経済学科の李栄薫(イ・ヨンフン)教授の胸ぐらや首をつかんで引きずり倒した。また、教科書フォーラムに所属してはいないものの、討論者として壇上にいた慶煕大の許東賢(ホ・ドンヒョン)教授、司会を務めていた延世大の柳永益(ユ・ヨンイク)客員教授もつかみ合いを止めようとして打撲傷を負った。さらに、数人の会員らが客席にいたソウル大の安秉直(アン・ビョンジク)名誉教授(ニューライト財団理事長)にコーヒーをぶちまけ、足げにした。
4・19民主革命会所属と名乗るアン・スンギュン氏は「憲法前文にも“4・19革命精神を継承する”という表現が盛り込まれているのに、(代案教科書が)4・19を革命ではなく学生運動におとしめたことは、到底我慢できない」と主張した。
教科書フォーラム側は、午後2時45分ごろに行事の中止を宣言し、行事会場を占拠していた会員らは午後3時ごろに解散した。教科書フォーラムの朴孝鍾(パク・ヒョジョン)共同代表は「もはや公開で討論会を開催するのは不可能なようだ。来年3月に予定されている代案教科書の出版も、スケジュール調整が避けられなくなった」と語った。
崔宰赫(チェ・ジェヒョク)記者
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