アジア大会:中東初の野球の試合で珍風景続出!?
28人。
草野球の観衆の数ではなく、ドーハ・アジア大会の野球初戦、中国‐タイ戦の公式の観衆数だ。
野球場が一つもなかった砂漠に多目的用に作った「1回用球場」で行われた中東で初の野球の試合の姿は、果たしてどんなものだったのだろうか。
29日、アル・ライアンスポーツクラブ野球場で、中東国家で初めて公式の野球の試合が行われた。観衆席が200席ほどしかなかったが、観衆はこれすら満たせなかった。
初戦の28人に引き続き、日本‐フィリピン戦が55人。
一般人よりはアジア大会組織委員会のユニホームを着た関係者らが多く、中東の人よりは青い目の外国人の方が目立った。時々民族衣装のヒジャブを身にまとったアラブの女性が目についたが、すぐに席を立ってしまった。
しかし、球場の雰囲気は良かった。晴れた空のもと、陽気な音楽が流れ、楽しいゲームを見ているようだった。
韓国プロ野球で、攻守交代の時にチアリーダーのセクシーなダンスと共にチームの応援歌が流れるように、カタールの野球場でも、攻守交代のたびに陽気なリズムの音楽が流れた。日本‐フィリピン戦では、日本の鈴木健司がホームランを放った時、「I feel good」という陽気な歌詞が流れ出るジェイムズ・ブラウンの『I got you』が流れ、興をそえた。
珍しい点は、イニングが変わるたびに軽快な声の男性アナウンサーがそのイニングの安打数とエラー数をアナウンスする「親切なサービス」があったことだ。それもそのはず、スコアボードと言うには物足りない、イニング別スコアとアウトカウント、ボールカウントが記録されるものしかなかったからだ。
初めて行われる野球の試合であるだけに、韓国では見られないハプニングも起こった。
日本‐フィリピン戦で、フィリピンの投手が捕手のサインを確認している時、急にボールボーイが審判に向かって走り始めたのだ。審判がびっくりしてボールボーイに止まるよう促したが、ボールボーイはそれを無視してそのまま審判に駆け寄り、新しい球をいくつか渡し、再び自分の席に戻って行った。「僕は自分のすべきことをしたのに、何がいけないのか分からない」と言う表情で…。
砂漠の真ん中で初めて野球の試合が行われたこと自体がニュースであるという日だった。
ドーハ=クォン・イナ特派員
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