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論文ねつ造:ただの養豚場と化した「黄禹錫農場」

 14日午後、忠清南道洪城郡クハン里にある旧「黄禹錫(ファン・ウソク)農場」。ここでは昨年末まで無菌ブタの研究が行われ、「バイオ大国KOREA」の夢を実現した地として、「黄禹錫記念公園」にしようという話まで持ち上がったものだが、今ではブタの糞尿のすえた臭いがたち込めるだけの、ただの養豚場と化してしまった。

 そこには案内板はおろか、表札すらない。「私たちの誇り・黄禹錫博士を心から歓迎します」といいったプラカードがあちこちに掲げられていた昨年の今頃に比べると、まさに隔世の感だ。200メートルほどの抜け道を上がっていくと、4棟の豚舎が見えてきた。それぞれ広さ130坪余りの豚舎には、体重100キロ前後のブタが350頭ずつ、計1400頭がひしめいていた。

 昨年末、幹細胞ねつ造疑惑が持ち上がって以降、この農場は持ち主がいないまま放置されていたが、今年9月になって、この地域に住むキム・チョルグさん(41)が養豚を始めたことで、ようやく本来の機能を取り戻した。キムさんは「以前は研究員はもとより、道知事や公務員、記者たちも頻繁に出入りしていた所なのに、今ではわたしが1日に2回、エサをやりに来る以外には、誰も来る人はいない」と話した。

 昨年の今頃、黄禹錫氏は1、2週間に1度は、李柄千(イ・ビョンチョン)ら研究グループのメンバーとともにこの農場を訪れ、無菌ブタの体細胞から複製した卵子を移植する実験を行っていた。その頃のことを振り返り、キムさんは「当時の面影が残っているのは、豚舎の天井からぶら下がっている手術用照明器具だけだ」と苦々しく話した。

洪城=チェ・ソンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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