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「韓国の文化財さらにないか詳しく調査」

【朝鮮王朝実録返還】西郷和彦東京大図書館長インタビュー

 「東京大に韓国に返還すべき文化財がさらにないか調査する必要があるが、(あった場合)どのように処理するかは今のところお答えしかねます」

 日本・東京大の西郷和彦図書館長は14日、「朝鮮王朝実録引き渡し・引き受け式」の後、ソウル大湖厳教授会館で本紙と単独インタビューを行い、「歴史的意味も重要だが、韓国の文化財が本来あるべき場所に戻ったという学術的価値により重点を置いて見て欲しい」と語った。

以下は、西郷図書館長との一問一答。

-実録を返還した意義は。 

 「学術的価値が高い五台山本が1カ所(ソウル大)に集められたという点で意味が大きい。特に五台山本は朝鮮王朝実録を編纂する過程で校正に使用されたものであるため、書誌学的研究価値も非常に高い」

-東京大に「正常ではない方法」で保管されている韓国の文化財がさらにあるのか。 

 「東京大には多くの学部や研究所があり、どれだけの数の資料を保管しているのか具体的には知らないため、韓国の文化財がほかに存在するかどうかはお答えしかねる。完全ではないが、ひとまず図書館の目録を確認したところ、これ以上韓国の文化財はないようだ。韓国に返還すべき文化財がさらにあるのかどうか詳しく調査する必要がある」

-韓国の文化財が東京大にあった場合、返還する意志はあるか。 

 「とても難しい質問だ。東京大の学部や研究所は独立性が非常に高いため、各所蔵部署の判断によらなければならない」

-今回の返還について日本政府とは協議したのか。 

「ソウル大に実録を寄贈すると決定した後、文部科学省および外務省、文化庁の3省庁に通報したが、特に異議の申し立てはなかった」

-ソウル大への寄贈を決定した理由は。 

 「東京大が保有し続けるべきか、または韓国に返還するならば学術的観点からどこに寄贈すべきかの2点について悩んだ。この2つの観点からソウル大に寄贈するのが最もふさわしいと判断した」

キム・ヨンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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