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【WBC】WBCが残した韓国野球の技術的課題

 1か月にわたって繰り広げられた熱き戦いに終止符が打たれた。

 野球の辺境韓国は母国米国、アジアの盟主日本を負かし、中心部まで進軍した。韓国は今大会を通じて世界野球の潮流に触れたほか、位相を向上させた。

 それでは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が韓国野球に残したものは何だったのか。

 大きな収穫はスモール・ボール(small ball)だ。読んで字のごとく小さな野球、基本に充実な野球が功を奏した。手堅い守備、安定感のあるマウンド、機動力、相手の弱点に付け込み、チームプレーを重視するスタイルだ。

 これまでスモールボールはつまらない野球、スケールの小さな野球と見下されてきた。しかし、集中力を生かし、チャンスをものにする野球のスモールボールは、野球の版図を塗り替えた。

 韓国や日本など細かなプレーに強い国がいい印象を与えた。

 これに反し、これまで米国が誇ってきた伝統的な野球は徹底的にくだかれた。米国をはじめ大リーグの選手たちが主軸をなしたメキシコ、ベネズエラ、プエルトリコは最後まで混乱が続いた。

 期待以上の好成績を収めた韓国。しかし、残念な点、補うべき点も目立つ。

 まずは機動力。韓国はアジア予選から準決勝まで7試合を闘った。このうち、盗塁に代表される機動力が目立ったシーンはゼロに等しかった。印象的な走塁も見られなかった。

 機動力で武装した日本に比べ素速い選手が不足した。低い出塁率が主な原因だ。昨年の盗塁王朴龍澤(パク・ヨンテク)は主に代打出場となり、出塁機会に恵まれなかった。これに比べ日本は1番イチローから9番川崎宗則までスターティング・メンバー全員が盗塁できる選手たちだった。

 偏った攻撃力も改善されるべき点だ。李鍾範(イ・ジョンボム)、イ・スンヨプ以外の打者はほとんど元気がなかった。これでは得点のポイントが限定されるほかなかった。

 李鍾範がチャンスを作れば、中心打線の一振りでこれを返すパターンが生まれた。1次リーグの日本戦、2次リーグのメキシコ戦はイ・スンヨプ、2次リーグの米国戦は崔熙渉(チェ・ヒソプ)の一発で決着がついた。

 本塁打は豪快ではあるものの、可能性の低い得点方式だ。

 走者が出れば、進塁打や適時打が後に続く着実な得点パターンが不足した。一方、守備はいくら誉めても褒め足りない位だった。今大会に参加した16か国中、最高のレベルだった。

ミン・チャンギ記者

【特集】2006 WORLD BASEBALL CLASSIC

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版
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