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韓国の外貨準備高、2週間で4兆ウォン損失

 ウォンに対するドルの為替相場が急落する(急激なウォン高)中、ドル中心に運用されている韓国の外貨準備高が新年に入り、4兆ウォンの含み損が発生したと推計された。今年の予算145兆ウォン(一般会計基準)の3%に当たる金額が約15日で消えてしまったことになる。

 今後もウォン・ドルの為替レートの下落が続くという見解が支配的で、外貨準備高の含み損が急激に増えるとみられている。

 外貨準備高とは、海外債権を返済したり対外取引のために中央銀行が保有している金やドル建て債権の金額で、韓国は通貨危機当時、外貨準備高が底をつき、国家不渡り状況に直面したことがある。

 16日ソウルの為替相場でウォン相場は1ドル982.50ウォンを記録、昨年末(1011.6ウォン)より29.1ウォンもドル安が進んだ。昨年末現在、韓国の外貨準備高2104億ドルのうち約65%がドル建て資産と推定されるだけに、最近のドル安によって約3兆9800億ウォンの含み損が15日の間発生したことになる。

 これに対し、財政経済部当局者は「通貨危機以後韓国の為替政策の焦点は、海外信任度を高めるのに必要な外貨準備高の確保にあって、輸出拡大を通じて充分確保してきた。一時的な為替レートの下落による含み損にこだわらない」と語った。

 しかし、韓国の外貨準備高は日本・中国・台湾に次いで世界4位で、その規模が過度に多く、特にドルの割合が高いため、ドル安時代には大きな財政損失が避けられないという指摘の声も出ている。

 最近、大韓商工会議所が発表した「外貨準備高の現状と課題」報告書によると、韓国の経済規模にふさわしい為替保有高は、3か月分の輸入金額に当たる680億ドル水準だと調査された。

 これを基準にすると、昨年末現在、不要な外貨準備高は約1424億ドル(2104億~680億ドル)にのぼる。結局、不要に保有している外貨準備高の含み損だけを計算しても2兆6900億ウォンにのぼるという意味だ。

 政府みずからも現在の韓国の外貨準備高が過度に多いことを認めている。外貨準備高が2000億ドル水準だった2004年末、李憲宰(イ・ホンジェ)経済副総理は「韓国の適正外貨準備高は1500億ドル水準で、残りは統一に備えたもの」と国家で答弁している。

 経済専門家らは最近、ドル安時代を迎え、韓国の競争国がドル中心の外貨準備高の運用戦略から脱皮しようとする動きをみせていることに注目する必要があると指摘した。

 漢陽(ハニャン)大学の朴大槿(パク・デグン)教授は「世界の外貨準備高1位の日本を追い抜くと予想される中国が最近“外貨準備高でドル資産の割合を減らす”という『脱ドル』を宣言しただけに、韓国も外貨準備高の運用において多角化を図る時期がきている」と話した。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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