「モスクワの北朝鮮大使館が偽ドル札流通拠点」
英BBC、北朝鮮の偽ドル札流通過程を報道
米国と北朝鮮がマカオの中国系銀行に対する金融制裁問題で、対立を深めている。米国は韓国、日本など関連各国に北朝鮮が偽装紙幤の製造国だという証拠を提示しており、北朝鮮はでっちあげと主張しながら激しく反発している。
北朝鮮は偽造紙幣にどのくらい深く関わっているのだろうか。政府は沈黙を守っているが、ソウルの外交消息筋らは、昨年6月の英国BBC放送の報道内容が、米国が提示した証拠とほぼ一致していると明らかにした。
BBCは英国犯罪捜査隊(National Crime Squad)の消息筋から関連資料を手に入れたとされる。当時、英国の犯罪捜査隊は、盗聴と尾行などの方法を通じて、関連証拠を手に入れたと伝えられた。当時の報道内容を再構成した。
◆ ディーラー役の英国バーミンガムのギャング団
ヨーロッパに北朝鮮製の偽装紙幤を流通させた組職は、英国のバーミンガムのギャング団だった。1998年、英国の犯罪捜査隊の要員2人がこの組職に送り込まれた。ギャングのある組織員が捜査要員に、「世界でもっともすぐれた偽造紙幣製作者たちにコネがある」と誇らしげに話す内容が出る。盗聴によるものだ。
ギャング団のリーダーは、プロ犯罪者のテランス・シルコックだった。シルコックは、定期的にアイルランド入りし、100万ドルの偽造紙幤を下着に隠してアイランド入りした。ホリーヘッド港の防犯カメラに撮影されたシルコックは、とても厚いコートを着ている。
重要な証言は、シルコックの同業者であるヒュー・トッドから出た。トッドがバーミンガムのあるホテルでのシルコックとの会話のなかで、「フランクフルトに行って、彼に会うつもりだ。南アフリカ共和国に行った後、フランクフルトに立ち寄ってモスクワに行かなければならない」と述べた部分も盗聴された。
◆ ショーン・ガーランドとロシアマフィアの登場
トッドが、「彼」の名前を「ショーン」と呼ぶ部分が盗聴された。トッドは、デビッド・レビン(元KGB要員として知られる犯罪者)との通話の中で、「水曜日か木曜日にショーンに会いに行くつもり」と話している。当時のアイランド労動党の党首だったショーン・ガーランドは、北朝鮮側との交流を持つ人物として知られている。米国の秘密検察局は、すでに数年前からガーランドを追跡していた。
盗聴の過程で新しい事実も明るみに出た。ガーランドは元KGB要員からなるロシアの犯罪組職と関連していた。ある男が、「ショーンのコネクションはすばらしい」というと、トッドは、「本当にとてつもないコネクションだね」と返事する。しばらく経った後、トッドが、「なんともびっくりだね。元KGBとは」という内容も確保された。
◆ モスクワ駐在北朝鮮大使館が、ガーランドの最終目的地
1999年6月25日、ガーランドとシルコックが同じ日にモスクワに到着することが、英国の情報局によって確認された。ロシア内の偽装紙幤組職を追跡していたロシアの警察局所属ブラジミール・ユスコフ課長がこの2人を追跡した。ユスコフ課長は、BBCとのインタビューで「自分たちが尾行されているということも知らなかっただろう」と述べた。ユスコフ課長は引き続き、ガーランド一行が、モスクワ駐在の北朝鮮大使館の人々と接触した事実を確認した。
ユスコフ課長は、数回にわたって北朝鮮大使館を訪問している。「われわれはそこ(北朝鮮大使館)で働く人々が、偽造紙幤の輸送に関連していると疑っている」と述べた。BBCは、北朝鮮大使館とガ-ランドの間でやり取りされたファックスの内容も公開した。BBCは、「両者は、少なくとも数年間関係を持っていたことが確認された」と述べた。
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