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現代百貨店がディスカウントストア市場参入 

 新世界、Eマート、サムスン・テスコホームプラス、ロッテマートなど「1強2中」が支配してきた大手ディスカウントストア市場に、現代(ヒョンデ)百貨店が挑戦状を突きつけた。

 現代百貨店グループは11日、農協ハナロクラブを経営する(株)農協流通と提携約定を結び、合弁法人を設立、新しい概念のディスカウントストア「ハナロ・現代クラブ(仮称)」を開発、経営することにしたと11日明らかにした。

 これを受けてディスカウントストア業界では、地すべり的な変動が予想されている。特に10%未満の市場シェアでプライドの傷ついた外資系大手カルフールとウォルマートが、現代百貨店の参入後、どういう戦略に乗り出すかも注目される。

 韓国参入放棄説が浮上していた両大手は、最近国内の中小流通業者を買収し、新規店舗の出店計画を発表するなど、攻撃的な事業展開を行なってきたが、状況が変わったためだ。他のディスカウントストア同士の買収合併や戦略的提携の可能性も提起されている。

▲現代百貨店・農協流通のウィン・ウィン戦略

 現代百貨店と農協流通の戦略的提携は、デパート業界2位でありながら、ディスカウントストアがなかった現代百貨店と、工業製品の需給能力不足でEマートなどの大手ディスカウントストアの攻勢に悩まされた農協流通、両方にプラスになるものと見られる。

 消費者にとっても現代百貨店の工業製品、ハナロクラブの新鮮な農産物と加工食品を一か所で購入できるディスカウントストアが登場することは、選択の幅が広くなる機会になる。

 しかし、課題は山積している。「ハナロ・現代クラブ」を発足させるという計画が発表されただけで、1号店のオープンの青写真はまったく示されていない。農協流通側は「ハナロクラブは新設法人に含まれず、従来のように独立経営される計画」と明らかにしたのが代表的な例だ。

 農協流通が全国に散在した農協の敷地を活用し、新規店舗を増やすことができるとしても、許認可などに1年の時間がかかるという点を考慮すれば、事業展開まではかなり長い時間がかかるかもしれない。

▲流通市場の変化

 農協ハナロクラブ良才(ヤンジェ)店は単一店舗としては最大の年間3500億ウォンの売上を記録する大型店舗だ。こうした購買力が現代百貨店の工業製品アウトソーシング能力とともに新設法人の購買力につながる場合、ディスカウントストア市場で大きな影響力を発揮するものと見られる。

 また、現代デパートは子会社の韓国物流を通じて大型スーパーマーケット(SSM)事業参入を進めるなど、流通業全般における勢力強化を狙っている。このため、ディスカウントストア市場の競争を超え、流通業全般に渡る合従連衡、戦略的提携などの地すべり的変化が起きる可能性が大きくなっている。

 競争他社の某関係者は「現代百貨店と農協流通の提携効果が、どれほど力を発揮するのかは未知数」とし「どんな形であれ、流通業界全般に変化が起きるものと見られる」と述べた。

金徳翰(キム・ドクハン)記者 ducky@chosun.com

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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