「合格すれば仕事なくなる…」 家庭教師が教え子の強盗教唆
「まさか先生が犯人とは…」
今月3日午後11時40分頃、ソウル・衿川(クムチョン)区・始興(シフン)洞の某マンションの前。大学入試検定試験を2日後にひかえ、予備校から戻ってきたパク某(17)君は、3人の強盗に木の棒で殴られ、腎臓が破裂、全治4週間の重傷を負った。
パク君は強盗に時計やサングラスなど63万ウォン相当の金品を奪われた。“ポクチギ(街頭で殴ってから金品などを奪う強盗のこと)”だった。
2日後の5日、検定試験当日。パク君は痛みに耐えながら試験場に行ったが、試験を受けることはできなかった。一緒に暮らしている家庭教師兼後見人のチョ某(31)容疑者が受験票を持ってくるという約束を守らなかったからだ。チョ容疑者は受験票を持って行けなかった理由について「交通事故に遭った」と言った。
パク君は「自分はつくづく試験運が悪い」とばかり思っていた。しかし警察の調査の結果、チョ容疑者がパク君が検定試験を受けることができないよう、故郷の後輩3人に暴行を指示し、交通事故まで起こしていたことが分かった。
全州(チョンジュ)で予備校の学長をしていたチョ容疑者は、自分の予備校に通っていたパク君と一緒に昨年7月、ソウルに上京した。全州の名門S高校に通っていたパク君は、内申の成績を上げるため、学校を辞めて検定試験を受けることにしていた。
チョ容疑者はパク君の両親から「パク君の面倒を見て勉強を教える」という名目で1か月に200万~300万ウォンを受け取っていた。チョ容疑者は警察で「パク君の家庭教師以外には収入が全くない状況で、この仕事を失ったら困ると思い、後輩にカネを渡して頼んだ」と話した。
警察は18日、チョ容疑者など4人に対し、強盗傷害の疑いで拘束令状を請求した。
チョ・ウイジュン記者 joyjune@chosun.com
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