【記者手帳】北側案内員がみる韓国政治

- 鄭権鉉特派員
小泉純一郎・日本首相の平壌(ピョンヤン)での首脳会談を取材するため、21日から2泊3日間の予定で平壌に赴き、出会った朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側の関係者は、南側の4・15総選挙の結果について、大きな関心を寄せた。
ある北朝鮮側案内員は「総選挙の結果が全てを物語っているのではないですか。金大中(キム・デジュン)前大統領の時は数が足りず、多くの苦労をしたでしょう。今や南北が力を合わせて前進すれば、不可能なことはないはずです」とし、話しを切り出した。
横にいた案内員が「一方的支援だと言って避難ばかりしていたハンナラ党が、今回の龍川(リョンチョン/竜川)事故では先頭に立って、無条件的な支援をするよう訴えていると聞きました。眠っていた同胞意識が目覚め始めているんでしょう」とした。そして、イラク派兵に反対する内容もあった。
与野党の政治家の名前を次々に挙げながら「政治評論」を続ける彼らの姿から、何か一種の余裕のようなものが感じられた。1999年末に金剛(クムガン)山の観光で出会った固く硬直した案内員とは違っていた。
2年前に行われた日朝首脳会談当時に拒否した朝鮮日報記者の北朝鮮入りを、今回は受け入れたことに対しては、「全ては変化してきているではありませんか。われわれ共和国は善意には善意で対します」との言葉を繰り返した。
それだけではなかった。日本人記者は「2002年に来た時は、平壌の通りに面した商店もガラーンとしていて崩壊しそうな印象を受けたが、今回は経済的営みがかなり改善された感じを受けた」とした。
実際に記者が訪れた百貨店や屋台には、中国産ではあるものの、たくさんの品物が並んでおり、市民の表情も明るく見えた。南側が変わる以上に、北側にも確実に変化の風が巻き起こっていた。
平壌=鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)特派員 khjung@chosun.com
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