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北の核廃棄物輸入を警戒すべき

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が台湾の核廃棄物を受け入れるための貯蔵所をほぼ完工した一方、台湾電力公社は政府の許可が出され次第北朝鮮への搬出を始めるという。核廃棄物を北朝鮮に輸出しようという台湾の試みが国際世論に押され頓挫すると思っていた韓国としてはショックと言わざるを得ない。政府当局はこの報道を接してからようやく事実の確認に乗り出し、「台湾政府が北朝鮮への廃棄物の輸出を許可する可能性はほとんどない」と主張している。しかし、韓国政府が問題をきちんと把握しているかどうかは疑問だ。それは台湾と北朝鮮が2000年8月に核廃棄物協定を2年延長したうえ、台湾は核廃棄物の北朝鮮への輸出を放棄すると公式に明らかにしたことがないからだ。政府がこうした事実を知っているのかどうか、あるいは知っていながら知らぬふりをしているのかはわからない。

核廃棄物の輸出はそれを受け入れる国が廃棄物の管理に必要な財政的かつ技術的能力を備えた場合にだけ許されるのが国際法の原則である。我々が台湾核廃棄物の北朝鮮への輸出に反対するのは北朝鮮にこうした能力がないからだ。特に統一すれば北朝鮮も我々の国土になるため、我々が関心を示すのは当然である。

対北朝鮮政策にも変数となるこの問題を、はたして韓国政府がどう扱っていくだろうか。金泳三(キム・ヨンサム)前大統領は97年6月国連環境特別総会に出席し、この問題を国際世論に訴えた。しかし、太陽政策を追及する現政権に断固たる阻止意志があるかどうかは疑問である。もしかすると北朝鮮は韓国政府のそうした点につけ込んで廃棄物を輸入しようとしているのかもしれない。

まず。核廃棄物の北朝鮮への搬出を阻止するため、できるだけすべての手段を動員すべきだ。将来的には台湾と北朝鮮を国際原子力条約の体制に参加させる必要がある。北朝鮮が廃棄物輸入をあきらめる見返りとして韓国に補償を求めたり、韓国が北朝鮮への支援を充分行わなかったためこうなったという無責任な主張が再燃する可能性についても警戒すべきだ。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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